Epi.1

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――M. 翌朝早くに オレとイチとで 砂漠のど真ん中 "Deser(デザー)"の入り口に立つ 何故かスコルも一緒に居る 「御前何で居るワケ?」 「アタシが依頼したんです  一緒に戦うくらいはしなきゃ」 「イヤ、御前オンナだし  戦うスベなんざ持ち合わせてねェダロ」 「舐めてもらっては困ります」 何処からソノ自信は来るノカ 甚だ理解出来ねェが… 「反乱軍はここで止めなくては」 「政府軍とぶつかる前に、ナ」 徐々に聞こえ出しタ地響き おそらく反乱軍がコチラに来る音 「なァ、反乱軍はどんクライ居るワケ?」 「アタシの知る限り…5万は」 「5万ねェ…」 把握出来るダケで それクライとすると 倍は居ると考えていいカ 「街への入り口はここのみ  ここを死守すればいい」 「…了解」 若干雰囲気が変わった? 「出来るだけ、血は流れぬように」 迫り来る軍勢を前に マダ平和ボケしたヨウナ事を言うか 「国王を討てぇぇえっ!!!」 『おぉぉおっ!!!』 鼓舞が大気を揺るがす 「止まれぇえッ!!!」 両腕を広げて 目一杯叫ぶスコル ソレで止まるなら… ――ヒュッ… ―――ドォォオンッ!!!― 『――!!?』 突然軍勢に打ち込まれタ大砲 爆炎と砂煙が舞い上がッテ 視界は消さレタ なんてこった コレじゃ国が喧嘩売っちマッタ様なモンだ 「――…っ!!!」 バカが… もう聞こえやしねェよ… 「――…"氷城壁(ヒョウジョウヘキ)"」 軍勢の前に巨大な 氷の壁を出現サセル .
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