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放送室を出て俺と巴を待っていたのは、
多くの野次馬生徒達と、鬼の形相をした各教職員達だった。
停学もやむ無しと思いきや、反省文を書かされただけで済んだのは奇跡といえるかもしれない。
いや、もしかして親父の権威とやらがここでも働いたのかとも思ったが、そのせいで朝のような暴漢共に出会したのだ、これでチャラという事にしてもいいだろう。
問題はこれからどうするかだ。
巴の夢を叶えると言っても、それが一筋縄ではいかないという事だけは明らかだ。
よって俺と巴は急きょ今後の方針と些細なお祝いも兼ねて、放課後の屋上に集まることにした。
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