*プロローグ*

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―18XX年 辺りはしんと静まり返り、月光のみが辺りを照らす。川の流れる音が僅かに聞こえる。 そんな中に、人影が一つ。 あてもなく歩く。 ここはどこだろうか。 随分と歩いたように思える。 どさっ 河原の草むらの中に倒れ込み、仰向けになった。 …俺としたことが。手傷を負わされるなんて…不敗神話か、聞いて呆れるぜ。 しかし参ったな…。このままでは仲間の元に帰れない。 寝てしまえば、明日の陽を見ることは叶わないだろう…。 こんなとこ、ろで、くたば…って…たまる……かッ…
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