*Episode・3*

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仄かに紅潮する静紅。 「皆さんが助けて下さったので!!」 「……… ……そうか。」 言い直す静紅に敢えて突っ込まず黙って、慌てている静紅をみた。…斎藤ねぇ。 「まぁ、話しはこれだけだ。外出するときは、誰か付き添わせるからな」 静紅の頭をぽんぽんと軽く叩いた結城。ちょっとした悪戯のつもりだった。…のに、 「……ッ!!」 うわ…なんつー素直な反応……。って、え? 静紅がさらに顔を紅潮させた。…何故だか自分まで恥ずかしくなってきた。 「も、もう遅い。自室に戻れッ」 「…はい」 静紅は隣の自室に戻った。 「なんだあれ……」 結城は独り呟いた。
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