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仄かに紅潮する静紅。
「皆さんが助けて下さったので!!」
「………
……そうか。」
言い直す静紅に敢えて突っ込まず黙って、慌てている静紅をみた。…斎藤ねぇ。
「まぁ、話しはこれだけだ。外出するときは、誰か付き添わせるからな」
静紅の頭をぽんぽんと軽く叩いた結城。ちょっとした悪戯のつもりだった。…のに、
「……ッ!!」
うわ…なんつー素直な反応……。って、え?
静紅がさらに顔を紅潮させた。…何故だか自分まで恥ずかしくなってきた。
「も、もう遅い。自室に戻れッ」
「…はい」
静紅は隣の自室に戻った。
「なんだあれ……」
結城は独り呟いた。
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