*Episode・1*

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「ヤス!!大丈夫だったのかッ!?」 「……何が?」 黙々と朝稽古に勤しんでいた結城のところに飛び込んできたのは、近藤だった。 「水嶋さんとこの道場破りにあって、怪我したっていうじゃないか!!」 「大丈夫だよ、ちゃんと道場は護ったし奴ら追い払ったし…」 …そういえば、不思議だな。ほんの数日で動けるようになった。傷もなかったかのように綺麗に治っている。 「…――おい、ヤスッ!!大丈夫かッ!!聞こえてるか!?」 「うるせぇ!!聞こえてるよ!!!」 あの日の事を思い返し暫しボケッとしていたら、近藤が肩を揺さぶってきた。 近藤、土方と対当に渡り合える結城は二人同様に近い存在なのだろう。 「そうか、じゃぁよろしく頼むぞ!!」 「は……?」
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