165人が本棚に入れています
本棚に追加
/250ページ
「ヤス!!大丈夫だったのかッ!?」
「……何が?」
黙々と朝稽古に勤しんでいた結城のところに飛び込んできたのは、近藤だった。
「水嶋さんとこの道場破りにあって、怪我したっていうじゃないか!!」
「大丈夫だよ、ちゃんと道場は護ったし奴ら追い払ったし…」
…そういえば、不思議だな。ほんの数日で動けるようになった。傷もなかったかのように綺麗に治っている。
「…――おい、ヤスッ!!大丈夫かッ!!聞こえてるか!?」
「うるせぇ!!聞こえてるよ!!!」
あの日の事を思い返し暫しボケッとしていたら、近藤が肩を揺さぶってきた。
近藤、土方と対当に渡り合える結城は二人同様に近い存在なのだろう。
「そうか、じゃぁよろしく頼むぞ!!」
「は……?」
最初のコメントを投稿しよう!