165人が本棚に入れています
本棚に追加
軽く空を仰ぐ。
「なんで……」
「君がうわの空で他人の話を聞くからですよ」
現在、結城は山南と街に買い出しに来ている。ちなみに沖田も一緒だ。
「結城さんって、案外抜けてますよねー」
「ねぇ総司…てめぇ誰に向かって言ってるんだ…?」
近藤の命により、今夜の宴会の準備係に任命されたのだった。
「ったく、買い出しは藤堂とか斎藤とかいただろうに…」
「文句が多いですよ、泰遥くん。今日は昼間は皆出払っているんです」
「僕は結城さんと同じで暇していたので」
「………はぁ…
…ぁ?」
刀を挿した男6人に囲まれた。
最初のコメントを投稿しよう!