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*Episode・14*
朧な記憶に残るは鈴の音
貴女への道しるべ
影も形も解らぬものに
想い更ける今日日なりて
夢幻(ユメマボロシ)と自嘲する
交錯せぬ想いは
護るべきものに気づかず
失いて初めて知ることなり
再び巡り逢えるなら
この想い貴女に果たせよう
真偽に揺れる己の弱さに
打ち勝つ奇跡を信じらん
抗えぬ宿命(サダメ)があろうとも
貴女に出逢えたことは奇跡にあらず
これ必然なり…幸あれ
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