第九章 蘇る闇

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「じ、じゃあ、夜、お待ちしてます」 「うん、じゃね! あ、そうだ! 高坂に今夜例のSPスープ出すように言っといて」  走りながら、振り向きざまにそう言って、さっさと出て行ってしまった。 『なんだったんだろう、あの子。笹野奈智……か』  梨菜はぼんやり今夜の計画を念頭に思い描きながら、短い昼休みを終えた。
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