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「ふん、やっぱり。盗聴・発信機付きか」
「それに触らないで!」
まるで汚らわしいものを見るような梨菜の視線に、上川は苛立って、そのまま突き飛ばした。
「い、痛ッ!」
「困るんだよねぇ、ここで邪魔されちゃ…君、可愛いからダークドロップに売り飛ばしてもいいんだけどね、まずはいけないことしたお仕置きしなきゃいけないね」
血流が止まるくらいきつく縛られた手のせいで自由にならない身体を床に横たわらせ、梨菜は唇を噛んだ。
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