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レストラン付近―――。
「よし、証拠入手。出来損ないの部下を回収してくる」
カチッとICレコーダーの電源を切ると、羽村は助手席の御園生に手渡した。
「ギリギリまで可愛い部下を危険に晒しておくなんて……お前ってやっぱり鬼だな」
「ピンが壊される前になんとか間にあったな。その証拠、丁重に警察に献上してこい、野高にはもう話しは通してある」
「え? 野高さん!? 俺、あの人昔から苦手なんだよなぁ…誠は腐れ縁みたいだけださ」
「うるさい、さっさと行ってこい」
そういうと羽村の表情が勇ましく変貌し、ジャケットを羽織ると先勇んだ。
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