第一章 冷血上司との出会い

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 三年前―――。  当時大学生だった梨菜は、ふと立ち寄ったレストランでオーダーした料理に違和感を持った。  周囲の客は何も感じる事なく食していたが、梨菜の舌が過敏に反応した。 『期限の切れてる食材を使ってる…』  例え期限切れの食品を口にしても死ぬようなことはない、けれど、飲食店では認められない行為だ。
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