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朝私は起きると何故私は、ここ医務室に寝ているのか?と疑問に思ったが、すぐに昨日あったことを思い出した
今、思い出しても涙がでてきそうだった
「はぁ…とりあえず早く部屋に戻ろ」
私は、寝ていた布団を元ある場所へ戻し医務室を出た
医務室を出てすぐに私はある異変に気がついた…
ある異変とは…
今私が立っているのは医務室の出たすぐ廊下、なのに…
なぜか、そこには綺麗な着物を着た女の人がこちらをじっと見つめていた
私はとりあえずペコリと頭をさげその場を逃れる様に立ち去ろうとした…
けれど何故か私の体は石の様に固くその女の人を見つめたまま固まっていた
すると、女の人はこちらに向かってニッコリと笑みを浮かべ近づいてきた
私はなんだか、たったそれだけ事で異様にその女が怖くなり逃れようと必死で体を動かそうにも体は固まったままで
一ミリも動く様子はない
そんな時ついさっきまではたしかにあの向こう木の所に居たはずの女の人は私の目の前に来ており
そして、私の顔を両手で持ち上げ目と目が合うと女の人は私に
「汝は、この私風神の姫の代わりにこの人生を受け入れますか?」
と言ってきたものの私には何の事だか分からないはずなのに口がかってに動き
「はい…受け入れます」
と言いそして、今度は、ニッコリと優しい笑みをして
「ありがとう…」
と言い
消えていった
女の人が消えた瞬間私の体は、さっきまでの事が嘘のように思うがままに動くことができた
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