死にそう

4/50
前へ
/54ページ
次へ
もうこうなったら! 裕之(ひろゆき)は、そう決心し立ち上がった。 「おい!岡本どうしたんだ?」 先生が言ってきたけど、そんなことは気にしない。 裕之は、後ろを向き詩音ちゃんに向かって、汗のシミを指差しながら言った。 「これ汗に見えるかもしれないけど、これ汗なんかじゃないんだからね!」 あれ?やべぇ…さっきの休み時間に読んでいた 「ばっかじゃないの!?」 の須恵(すえ)ちゃんの、セリフが最後の方に出てきちゃった… くそ…こうなったら…ヤケクソだ! 「これは汗じゃなくて、汁なんだからね!」
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加