トラブルの対処法

31/32
前へ
/446ページ
次へ
「え、っと…。書き込みを…止めてもらいたくて…」 「なるほど。もうそれ以上は言わなくていい」 私がボソボソ言いかけると直ぐに、社長はそう言って私の言葉を遮った。 え、今ので解りました?!なんて驚いていたら。 社長は私を隠すように先輩の前にスッと出た。 「今後、我が社に対する苦情に関してこちらが不当だと判断した場合、顧問弁護士立ち会いの元、然るべき場所で対応させていただきます。それから、」 と言って、胸ポケットから名刺を出すと、先輩に差し出した。 そして。 「結城 杏奈に御用の際にも、社長である私を通していただきたい。今回のような件なら…、 二度と近付くんじゃねぇぞ」 と、静かに言った。 .
/446ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13326人が本棚に入れています
本棚に追加