一日目 (1) 誘い

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外に出ると雪がしんしんと降り、雪が路面を覆っている。 「今日の天気予報は当たりだな。かなり降ってやがる。昼には道路が見えていたが、もう辺り一面雪だらけだ」 思わず文句がこぼれた。 仕方なく雪が降り積もった歩道を、ぎしぎしと音をたて、身体を屈めながら歩く。 ひんやりとした空気が漂い、コートを着ていても寒さを感じた。 寒さに耐えながら、やっと駅に着き、体中に付いた雪を払いながら電車を待っていた。 何気なくコートのポケットに手を入れる。
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