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辺りを見渡すと、この階にはこの事務所しか無いのがわかる。
そして、事務所の入り口の横には木の看板が立て掛けられていた。
「交換します」
と、木の板に手書きで筆のようなもので書かれている。
どうやらここで間違いないらしい。
外から見る事務所の中は真っ暗であった。
帰ろうかと思ったが、もう私の好奇心を止めることはできなかった。
「ふう」
私はため息に似たものを吐き出し、金属性のドアノブに手をかけた。
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