一日目 (2) 入口

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「何でもない。少し同僚と呑んできたんだ。心配ないよ」 まるで、浮気を隠しているかのよう答えてしまった。 テーブルには私のための食事が用意されていた。妻に、申し訳ないと思いながら、食事に手をつける。 冷めきった妻の料理を食べながら私は尋ねた。
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