~アウトライン~

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その情報を元に、山下は独自の調査を行う意志を固めた。 また守のともだちとなったキョージは、警察機関から拘束される危惧を感じていた事と、彼の腕の中で息絶えた愛する女性、竜崎慶子の面影を追うため、彼女が青春を過ごしたアメリカはロサンゼルスへと旅立った。 余談ではあるが、飛行機が大の苦手である彼の移動手段は、海路であった事は言うまでもない。無論彼が竜崎の野望を潰す為、着用して戦ったソルジャーアーマーも同伴の船旅へと出港した。 PPSの悪魔の力を自分のものにした守は、これからやってくるであろうESMの脅威に不安を抱きつつも、家族と平穏な日々を過ごす事を胸に誓う。 そんな父の背中を見つめる正義は、いつしか自分も父みたいな大人になる事を決意していく。 そんな正義を待っていたのは、とあるレクチャーであった。 PPS起動スイッチである、コントローラ一体型ESMは、その操作方法や解説に多くの謎を残し、またその表記も全て英語表記であった。
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