第3章 マリアとジョーの日常

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Aceとしての初任務から数日経った朝、マリアは上機嫌で朝食を食べていたが、ジョーは、対称的に溜め息をつきながら食べていた。 マリア「ジョー、今日から学校なんだから、溜め息をつかないでよ!!あと…学校にいる時は、あまり話しかけないでね…兄が落ちこぼれなんて恥ずかしい。」 ジョー「『落ちこぼれ』だからだよ…貴族の子ども達は、同じクラスなのに魔力量で俺を見下してくるんだよ。地位の高い貴族だから下手に逆らえないし…。」 マリア「あの人達の魔法がすごいのは、魔力量が多いだけじゃない!!家の地位が高いから誰も逆らわないだけで性格は最悪じゃない。ジョーの方が丁寧に魔力を込めているから自信を持ちなさいよ!!」 食事を終えたマリアは、食器を片付けて玄関を出た。ジョーもマリアを追うように玄関へ向かっていた。
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