第3章 マリアとジョーの日常

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マリアに少し遅れて、ジョーも通っている学校についた。校門近くが数日前の事もあり、マリアの周りには男女問わず生徒達が集まり、混雑していた。 マリア「ちょっと…皆さん、落ち着いて下さい!!他の人達の迷惑ですよ。」 男子生徒1「マリアさん、この前の活躍に感動しました。さすが、アーティファクト国立魔術学院きっての秀才…チーム“コート”に所属できたのも納得です。」 ジョー「ほら…皆さん、妹が困っているから落ち着いて下さい。」 男子生徒2「君にとやかく言われたくないね…妹に追い越された『落ちこぼれ』のジョー・アラン君?」 ジョーが困っているマリアを助けるために前に立つと、全員の表情があからさまに変わり、ジョーを蔑むような視線を向けた。 ファイ「少なくとも家の地位に甘んじている君達よりジョーの方が頑張っていると思うけどなぁ…。」
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