第4章 校外学習

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校外学習の日の朝、全校生徒がクラス毎に整列して待っていると校長先生が朝礼台に上がってきて話だした。 校長「今回の校外学習は、生徒の多数の希望によりSMFの体験入隊になりました。本来、様々な理由で許可は下りないのですが…隊長や副隊長のほぼ全員が許可を出してくれたので、SMFの方々に迷惑をかけないようにして下さい。」 校長の話が終わると上流貴族と取り巻きの生徒たちが歓声をあげていた。その様子をシータとファイは苦笑しながら、マリアは呆れながら見ていた。SMFに向かうバスへ生徒たちが移動しているとき、レイトと取り巻きたちがシータの所へ歩いてきた。 レイト「生徒会長、今回は私達の要望を聞いていただきありがとうございます。ただ、父が『こんな誓約書なんて書かせるなんて…この学院は、よほど校外学習の責任を取りたく無いのか?』と言っていましたよ。」 シータ「前にも話しましたが…SMFは基礎的な依頼から大変な依頼や生徒には酷な仕事があり、その依頼が突然舞い込んで来ることもあります。あの誓約書は『校外学習中は隊員と同様に扱うので隊長・副隊長の指示に従う事』などの条件が書かれています。」
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