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レイト「コートに所属していて“King“の称号を持っている君だったら、我々の実力がどの程度かわかるのでは無いでしょうか?」
レイトはファイの言葉に少し顔を顰めたが、すぐに表情を戻し冷静な口調で質問をした。その言葉を聞いたファイは、レイト達を見まわした後、口を開いた。
ファイ「訓練を見てみないと分かりませんが、選抜チームに入れても末席でしょうね。今回の校外学習はSMFに体験入隊なので、選抜チームに入る為の選考基準があります。レイトさん達全員が選抜に入るのは難しいですね。」
ファイの言葉にレイト達は顔を赤くし今にも掴みかかりそうな勢いだったが、近くの教員たちがレイト達を抑え出した。レイト達は振り解こうとしたが、抑えていた教員が口を開いた。
教員「今ここで暴れたら…私達は、君達の校外学習の参加を辞めてもらう事になるよ。もちろん、親御さんにも理由を説明した上で自宅待機してもらう。今回は、学院だけでなくSMFにも迷惑をかけることになるからね。」
???「少なからず、このような事態が起きると想像できたので私がSMFへの引率として来て良かったですね?」
ファイ達は、声のする方に顔を向けると緑のコートを着た女性がファイ達の方へ歩いてきた。
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