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教員1「えっ、Queen様がお越しとは…『SMFまで隊員が同行します』と聞いていましたが…。」
教員の言葉に全生徒がジョー達の方を向き、そこにチーム“コート”の1人であるQueenがいて驚きの声が一斉にあがった。
Queen「貴族の嫡子が沢山いらっしゃいますし何かあったら大変なので私に指名がありました。だからと言って特別扱いはしませんよ?」
レイトたち貴族の嫡子達はQueenの言葉に大きく頷いていたが、最後の発言に驚き全員が詰め寄った。その様子を見たファイ達はため息をつき、Queenは冷ややかな目でレイト達を見た後、ファイ達に哀れむような目を向けた。
レイト「Queen様…お言葉ですが、ジョーたち子爵の嫡子ならまだしも私達は伯爵や侯爵の嫡子ですよ?SMFは、伯爵や侯爵を蔑ろにするつもりですか?」
レイトは、ニヤニヤと下世話な笑いを浮かべながらQueenを見た。ここまで言えば、Queenでも謝罪の言葉を自分たちにかけてくると思っているような表情を浮かべていた。その様子にジョーとファイは、『あぁ〜やっちゃった』と言い出しそうな表情をし呆れていた。その瞬間Queenの表情が消え、レイト達を冷ややかな目で見た。
Queen「レイト君でしたっけ?貴方は伯爵のご子息であって、貴方自身が伯爵の爵位を持っているわけではないですよね?今の貴方は『虎の威を借りる狐』でしかないわ。貴方は、この国の為に何をしていますか?SMFの一般隊員は、微力ながらも国に貢献しています。そのことを忘れているなら参加を辞退して欲しいです。」
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