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レイト「私達は後継者だから爵位を引き継ぐのは当たり前じゃないですか?それとも、引き継ぐことは出来ないなんて言うんじゃないでしょうね?」
Queenの言葉に冷静を装いながら、レイトは言葉を発した。しかしレイトの周りは、怒りの表情を浮かべながらQueenを見ていたがレイトに彼らを宥める余裕は無かった。
Queen「まぁ、“一家取り潰し“なんて珍しくありませんからね?当主が戦争で亡くなったからだったり、失態を犯し爵位を取り上げだったりとありますからね。必ず爵位を引き継げると言えませんよ?」
ジョー「まさか、上流貴族のご子息の方々が忘れているなんて事はありませんよね?歴史の授業でも扱われていますし、貴族は戒めとして覚えている事だと僕やファイ達でも知っている事です。」
自分たちが見下しているジョーの言葉にレイト達は、怒りの表情を露わにしながらジョーの方を見た。その場面に教員達は、レイト達を咎めるかどうかを悩んでいると、ファイ達が声をかけた。
ファイ「先生がた、この状況をどうお考えですか?明らかにレイト達がこの場の和を乱していますよね?参加させるにしても静かにさせる為に教員と一緒のバスに乗せたほうが良いのではないでしょうか?」
教員1「ああ、その方が良いようだね。レイト君たちは、伯爵などの上流貴族の子息たちだから、教員でもやたらに注意できないんだよ…。」
Queen「そんな事を言っていてはダメじゃないですか?彼らは、自分たちの行いが家の評判に影響していることを理解させないと…。」
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