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ジョー「Queen様、兄から見てもチーム“コート”に入った妹を誇りに思います。どうかご指導ご鞭撻のほどをお願いします。」
Queen「ジョー君、そういう言葉は本人が言わないとだめじゃない?まぁ、妹さんの事を思っているみたいね。それにAceとKingも一応学生だから、特別扱いしないで一般隊員と一緒に基礎訓練すること。貴方達だったら、午後は選抜テームに入れると思うから頑張ってね。あっ、ジョー君も頑張ってね。」
Queenがマリアとファイに微笑み、ジョーには少し会釈しながら教員用のバスへ乗り、マリア達も友達に呼ばれて自分のクラスのバスへ乗った。レイト達は、乗ってきたジョーを睨みつけながら怒りの表情を浮かべた。
レイト(AceのマリアやKingのファイなら理解できるが、なんで上流貴族の嫡子の僕らではなく、クラス一の落ちこぼれのジョー如きがQueenと会話することができるんだ。あっちに着いたらジョー達に僕たちの優秀さを示して驚かしてやる。)
レイトが考えているうちにバスは出発し、SMFへ向かっている途中バスのテレビに校長の顔を映し出された。生徒達は、一斉にテレビの方に顔を向けて話し始めるのを静かに待っていた。
校長「皆さんも分かっていると思いますが…これから行くのは世界政府が設立したギルド『SMF』です。魔法による犯罪を取り締まり、人々の脅威となる魔物を討伐する組織です。SMFの仕事を通じて魔法の怖さと魔物の恐ろしさを肌で感じてください。到着次第、希望するチーム毎に別れてますので、案内役の言う事は聞くように。」
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