第4章 校外学習

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マリア「全員がクリアしないと次へ進めないので、私は良いと思いますけど…他の皆さんはどうですか?」 マリアの提案にファイを含めた全員が頷き、マリーがターゲットの前へ向かった。他の生徒たちもマリーに続いて挑戦したいと提案して順番決めのジャンケンを始め、マリアとファイは苦笑しながらその様子を見ているしか出来なかった。 ファイ「マリアちゃん、俺たちは最後にしたほうがいいかもね?それにメンバーの長所や短所を知っておいた方が後の訓練をクリアすることに必要だからね。まぁ…彼らは第一グループに選ばれたのだから少しコツさえわかれば早々にクリアしてくれるよ。」 ファイの提案にマリアは頷き、マリー達の様子を真剣な表情で観察していた。その様子にファイは、相棒の姿を重ねながら彼女達の訓練を見守っていた。 レイト(あんなテストと計測で実力を決められるわけがないのに、なんでSMFは行っているんだ?それに対戦形式の訓練だけで十分じゃないか?そうすれば私たちが優秀であることを証明されるのに!!そのためには、午前の訓練を最速でクリアしなければ…。) レイトたちのグループは、ファイたち以外に自分達よりも優れている生徒がいることにプライドを傷つけられ訓練に身が入らず、失敗を重ねていった。
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