プロローグ。

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『ひゅうがしづかのゆめは、おおきくなったら、がっこうのせんせいになることです。りゆうは、まゆこせんせいみたいな、やさしくてかわいいせんせいになりたいからです。きゅうしょくも、おとなになったら、いまよりいっぱい食べたいです。終わり!!』 昨日、押し入れを掃除していたら出てきた作文を、親友の智美や早野に聞かせてやろうと声に出して読んでみた。 「なんじゃ、最後の食欲は」 笑いすぎて涙目になってる智美のナイスつっこみが入る。 「しーちゃんってずっと学校の先生になるのが夢だよねぇ。」 クスクス可愛く笑ってる早野が問いかける。 「そうなんだけどさぁ、この間から模試の結果、超下落気味なんだよね。ヤバイよ~。」 そう。ギャグじゃなくて、本気でヤバイんだよ!
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