吸血鬼の心

生き方

「おーい……どこ行くんだ『来んな！！！』

俺は羽を背中から出して…空に飛び立った……。

「ノア～～～～」

背中にユキの叫び声を受けながらも…無視して…飛んでいった……。

皆……血を吸う時…人間に気を使いながら食べる……。

人間は……鳥や魚の事も考えず…食べているのに……何で俺達が気を使わなくちゃならないんだよ……。

いつもユキのせいで家には帰らず…家の近くに大きな一本の木があって…そこでいつも暇を潰す……。

木で何してるかって？

“ノア～～～～”

『お……アリス……』

その木にはいつも一匹の黒猫が居て……。