河童

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実は昨晩、娘さんが晩御飯を持って来てくれた時に川の場所をこっそり聞いてみた。 娘『それなら、あそこに見える小柄山の向こうじゃが……………』『……あたいは河童を見た!おじさんは秘密にしとけ~言えば祟られる~と言うが…あたいは信じん!』 泰次郎「きみのおじさんは見た者は皆、死んだ、と言っていたが…」 娘『皆でない、現にあたいは生きてる!』 娘は、お里という名で、男は叔父にあたり、全く似ていないし、とても可愛いらしかった。
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