第一章 [黒木くんへ] ひとつめ

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 わたし、ぜんそくを持っていて。  ある日、保健室で休んでたとき。 …黒木くんは覚えてるかな。  わたしは、ぜんそくが落ち着くまでずっとベッドにいたんだけど、  いつの間にかぐっすり寝てしまって。  そうしたら、 ガラガラって言うドアを開ける音がして、  ハッとして起きたら。  クラスの男の子たちが素っ頓狂な声を上げたの。
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