1人が本棚に入れています
本棚に追加
……顔と名前が一致せず、深く考え込む。
ふと、胸がセピア色に染まった。
懐かしいような、新しいような―――。
“黒木くん。わたしね――”
記憶がよみがえり、セピアがカラーに変わる。
三崎あいり。
中学の一年、二年にクラスが同じで。
顔は学年で一番かわいいと男子同士で盛り上がった記憶がある。
性格も優しくて、勉強はできるがスポーツはワースト1争いをするような子。
なんだ、結構覚えてる。
最初のコメントを投稿しよう!