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それもそのはずだ。
だって、俺が好きだった人だ。
中2の冬に東京だかに転校して、好きだと伝えられはしなかったけど。
―――きっと、俺だけではないはず。
そんな彼女が、今頃、届けるものなんてあったのだろうか。
19歳にもなって。
5年経ったから、なにかある、とか?
頭にクエスチョンマークを浮かべながら、小包をビリビリと破き開けてみる。
そこには、一つのガラスの瓶と、封筒があった。
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