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月日星ホイホイホイ。
月日星ホイホイホイ。
朝日の昇った森で男は彼らを呼ぶ。
すると、小さな足音と共に3人の子供が姿を現し、男に飛びついた。
「三光鳥!」
顔も性格も似ていない3人の子供だったが、彼を呼ぶその声の溢れる嬉しさは皆、一緒だった。
「ねえ、今日はどんな物語?」
黄色のドレスを身にまとった可愛らしい女の子がそう言えば。
「私、ミステリーがいいな。」
と青い着物を着た、透けるように白い肌の女の子が少し控えめにそう言う。
「嫌よ、お姫様が出てくるのがいい!」
最後に、胸には布を巻き、裾のすぼまった赤いズボンをはいた女の子が、三光鳥の腕を引っ張って言った。
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