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「……まぁ、百歩譲って僕がお前の友人というのは我慢してやるとして、何の用なんだ?下らない用件だったら、右手の指を二、三本へし折るぞ」
僕が不機嫌な様子を隠そうともせず聞くと
「ん、あぁ、そういうわけだから、数学の宿題見して」
などとふざけた事をのたまいやがった。
「……よしわかった、右手を出せ」
「おいおい、そんなにしっかり俺の右手を握って……こんな朝っぱらから何をするつもりなんだお前は、皆が見てるだろう…?安心しろって、放課後いつもみたいに相手してやるさ」
「………よぅく解った、お前がそんなに死にたかったとはな………そこを動くな蹴り殺す!!」
〈武道〉+〈キック〉
約75→32 成功
「…はっ!」
僕の放った鋭い蹴りが、磯臭いディープ・ワンに向かう───が、
「うおっとぉ!」
それを後ろに下がる事でかわすディープ・ワン。
「ちっ………次は殺す」
「…やめてくれ、そう何度もかわせん」
だったらさっきのようなふざけた冗談をやめろ、アホゥが。
「ふははは…そいつは無理ってなもんだな」
「なら死ね、百万回死んで呪われろくされ外道」
「確かに俺は腐ってるかもしれないが、外道ではないつもりだが?」
反応するのはそこなのか?
そして自分の性根が腐っているのは認めるのか。
……ホントに何なんだコイツは。
それとも最近の若者は皆こうなのか…?
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