第一章 彼方からのもの

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そして結局ハンバーグの一つを分けてやる僕。 勘違いするなよ? コイツの相手をするのが面倒くさいから、分けてやっただけなんだからな? それ以上でもそれ以下でもないからな? …………僕は一体、誰に言い訳をしているんだか。 「……あぁぁぁぁぁぁあ!!?」 突然、ディープ・ワンが箸をくわえたまま叫びだした。器用なヤツだ。 「…何を突然叫びだしているんだお前は………何だ、アレか、星辰が正しい位置について、ルルイエでも不浄間違えた浮上してきたのか?」 そしてそのまま発狂して窓から飛び降りて死ね。 「いや違ぇよ、俺には星辰が正しい位置についたかどうかなんてわからねぇよ………あと、死ねってのは口に出さないで欲しいんだが」 「……………ちっ」 「………出来れば舌打ちもせめて聞こえないように頼むな…」 「……………」 無言でディープ・ワンを睨みつける。 「おいおい、そんな可愛い顔で見つめないでくれよ…俺の暴れん坊将軍が大変な事になっちゃうだろ」 「死ね!」 「うごぁっ!?」 振り下ろした箸が見事にヤツの手の甲に突き刺さる。 いい気分だ。
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