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そして結局ハンバーグの一つを分けてやる僕。
勘違いするなよ?
コイツの相手をするのが面倒くさいから、分けてやっただけなんだからな?
それ以上でもそれ以下でもないからな?
…………僕は一体、誰に言い訳をしているんだか。
「……あぁぁぁぁぁぁあ!!?」
突然、ディープ・ワンが箸をくわえたまま叫びだした。器用なヤツだ。
「…何を突然叫びだしているんだお前は………何だ、アレか、星辰が正しい位置について、ルルイエでも不浄間違えた浮上してきたのか?」
そしてそのまま発狂して窓から飛び降りて死ね。
「いや違ぇよ、俺には星辰が正しい位置についたかどうかなんてわからねぇよ………あと、死ねってのは口に出さないで欲しいんだが」
「……………ちっ」
「………出来れば舌打ちもせめて聞こえないように頼むな…」
「……………」
無言でディープ・ワンを睨みつける。
「おいおい、そんな可愛い顔で見つめないでくれよ…俺の暴れん坊将軍が大変な事になっちゃうだろ」
「死ね!」
「うごぁっ!?」
振り下ろした箸が見事にヤツの手の甲に突き刺さる。
いい気分だ。
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