27人が本棚に入れています
本棚に追加
…………よし。
「…おい、ディープ・ワン、何か面白い話をしろ、もしくは死ね」
「突如としてヒドい二択を聞かされた!?」
何やら驚いた顔をするディープ・ワン。
「……授業開始まで少し時間が余っているだろう?」
「………え、それと俺が死ぬ事に何の関係が!?いや大体想像はつくんだけどさ!!」
「想像つくのなら早くしろ………生きるか、死ぬか、首を吊ってでも死ぬか」
「そんなにお前は俺を殺したいのか!?」
「……暇だから、な」
「…たったそれだけの理由で俺に死ねと!?」
だからさっきから言っているだろうに。
死にたくないなら面白い話をしろ、と。
一体何度言わせる気だ。
「…………なら最初からそう────いや、言ってたな」
何故か愕然とした表情になるディープ・ワン。
お前はホントに何を聞いていたんだ。
「………で、早く話をしろ」
「……いきなり話をしろったってな…………んー、少し時間をくれ」
「シンキングタイムは30秒です」
「短いな!?」
最初のコメントを投稿しよう!