第一話

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[柳]に住む忍者の一人である 棗 鈴(なつめ すず)は、 その腕を買われ、息子の秋人と共に当主である誠一郎の補佐役についていた 鈴「まったく… 秋人、奇襲は構わないが、 大事な用件があるならそっちを優先してくれ」 秋「いや…別に大事じゃないし。 少しくらい待たせても大」 鈴「大丈夫なわけないだろ!! 当主を待たせてどうする!?」 秋「鈴は、親父に甘すぎ!! 俺には厳しいことばっかなくせに…」 鈴「…秋人、 分かってるだろ?」 秋「ふん…次期当主ってんだろ? 分かってるよ。 …親父が鈴にとってどんな存在かも…」 鈴「分かってるならいいんだ。 さ、行くぞ」 足早に当主の部屋に向かった
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