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誠「入りなさい」
鈴「失礼します」
秋「鈴、そんな畏まらないで
いいってば」
誠「そうですよ、鈴。
しかし…少し見ない間に、随分と
美しくなりましたね」
鈴「…誠一郎様、私は」
誠「確かに男として育てましたが…女という事実は変わりませんよ、鈴。」
鈴「…はい…」
秋「ところで、話ってなんだ?」
誠「あぁ…
新人たちに、忍の世の厳しさを
教えてあげて下さい」
鈴「…つまり、模擬戦や
忍術の稽古をつければ良いわけですね」
秋「そんなことで呼んだのか?」
誠「秋人、これは重要なことなんですよ。
最近は忍も減ってきて、忍同士の戦いも少なくなってきましたし、
教える側の忍の質も下がってきたので、優秀な者が
育たないんです」
秋「それ、親父が言っていいの?」
誠「事実ですからね。
鈴が稽古をつけて、秋人が説明でいいでしょう。
それから秋人、少し話があるから残りなさい。
鈴、悪いですが、準備お願いしますね」
鈴「はい。」
私は当主に礼をして部屋を出ていく
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