61人が本棚に入れています
本棚に追加
模擬戦用の場所を用意したあと
手裏剣の稽古場に向かう
鈴「皆、一回手を止めて
今から一人ずつ投げていってくれ」
全員投げてもらい、また手を止めさせる
鈴「…速さがなってない。
いちいち狙いを定めてたら、相手に防がれるぞ!
どの位置で投げれば相手のどこに当たるか頭に叩き込め!
それから、動きが大きすぎる。
それじゃ、今から攻撃します、と相手に伝えているようなものだ。
お前たち、今まで何を練習
していたんだ?
それでも[柳]の忍か?」
他「…」
鈴「それを貸せ」
隣にいた新人の忍から手裏剣を
受け取る
鈴「いいか?
今から手本を見せる。
…見失うなよ?」
ヒュッ
他「…」
鈴「今のがどの打法か分かったか?」
他「直打法…?」
鈴「直打法のやり方は?」
他「尖端が上を向くように構えて、切りつけるように投げます
」
鈴「…直打法の特徴は、弧をえがいて飛ぶことだ。
今のは、回転しながら飛んでいた」
他「あ…回転打法…ですか」
鈴「そうだ。
…私が敵だったら、お前たちは皆
死んでいる。
これすら見抜けないようでは
[柳]の忍を名乗る資格はない
この世界はそんなに甘くないぞ。もっと修行に励め」
他「はい!!!」
秋「さすがだなぁ、鈴」
鈴「…少し偉そうだったかな?」
秋「いや、格好良かった
鈴と、是非戦いたいですって
言う奴等集めといたから」
鈴「わかった。
行こう」
秋人と共に用意した場所へと
向かった
最初のコメントを投稿しよう!