第一話

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模擬戦用の場所を用意したあと 手裏剣の稽古場に向かう 鈴「皆、一回手を止めて 今から一人ずつ投げていってくれ」 全員投げてもらい、また手を止めさせる 鈴「…速さがなってない。 いちいち狙いを定めてたら、相手に防がれるぞ! どの位置で投げれば相手のどこに当たるか頭に叩き込め! それから、動きが大きすぎる。 それじゃ、今から攻撃します、と相手に伝えているようなものだ。 お前たち、今まで何を練習 していたんだ? それでも[柳]の忍か?」 他「…」 鈴「それを貸せ」 隣にいた新人の忍から手裏剣を 受け取る 鈴「いいか? 今から手本を見せる。 …見失うなよ?」 ヒュッ 他「…」 鈴「今のがどの打法か分かったか?」 他「直打法…?」 鈴「直打法のやり方は?」 他「尖端が上を向くように構えて、切りつけるように投げます 」 鈴「…直打法の特徴は、弧をえがいて飛ぶことだ。 今のは、回転しながら飛んでいた」 他「あ…回転打法…ですか」 鈴「そうだ。 …私が敵だったら、お前たちは皆 死んでいる。 これすら見抜けないようでは [柳]の忍を名乗る資格はない この世界はそんなに甘くないぞ。もっと修行に励め」 他「はい!!!」 秋「さすがだなぁ、鈴」 鈴「…少し偉そうだったかな?」 秋「いや、格好良かった 鈴と、是非戦いたいですって 言う奴等集めといたから」 鈴「わかった。 行こう」 秋人と共に用意した場所へと 向かった
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