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「ねぇ、私のこと、嫌い?」
あなたに聞いてみる。声が震えた。
あなたが私をそうしてる。
あなたは大きく首を横にふってくれた。それだけで、嬉しくて、幸せだった。
もう、誰にも渡さない。
親友の洋子にだって、村一番の美人のクミちゃんにだって。
私だけのもの。
私は気持ちを抑えきれず、
ぎゅっと抱きしめた。
手できつく抱き寄せる。
あなたの鼓動が体を伝って流れてくる
二人とも、体が熱くなっていた。
あなたは顔をそらそうとしたが、私は見つめ続けた。
ねぇ、お願い。私だけを見て
私はあなただけのものだから。私にはあなた以外見えない。
あなたの後ろにまわす手を強く引き寄せると、あなたはやっと動きを止め、わたしだけを見てくれた。
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