依頼1 思い出の花

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「しゃあっ!牙連撃!轟裂連牙弾!」 ティトレイが ケイブレックスの下に 潜り込むようにして 攻撃を叩き込む。 一瞬コンボが決まったかと 油断した所に、 ケイブレックスの尾が 潜り込んだティトレイを 叩き飛ばす。 「おわっ…!」 『しっかりしろって!キュア!!』 慈愛の込めた温かな 治療術の光が、 体勢を立て直す ティトレイを包み込む。 「お…おぉ…!ありがとよ!」 「ケイブレックスは光か火に弱いはずだ!なら…!」 帯刀した剣に手をかけ、 アスベルがフィールドの奥に ステップを巧みに 使って移動する。 「覇道…滅封!!」 帯刀した剣から鋭い光を 放つ鋼の刀身が見える。 熱を帯びる剣を地面に向けて 一気に凪ぐと、熱い熱戦が ケイブレックスに向かう。 ケイブレックスは熱線を まともに食らいうろたえる。 「やるね!アスベル!」 「だが、この技は隙が大きいんだ!遠くから放たないと…。」 「じゃあ、おれとソフィでこいつを止める!」 体勢を整え終えた ティトレイが拳を握り固め、 再びケイブレックスに 攻撃を加えるために突っ込む。 ソフィも共に素早く ティトレイの後に続く。 「っし!ソフィ行くぜ!」 「…うん。」 正面から攻撃をティトレイが、 フリーランを使ってソフィが 魔物の後ろを攻撃する。 「行くよ…。アストラルベルト!」 「よっしゃ!やるな、ソフィ!」 「…守らなくちゃ…!」 攻撃の手を休める事なく、 ソフィは懸命に攻撃を続ける。
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