序章

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煌びやかな舞台。 煌びやかな衣装。 魔法のようなマジック。 男の子は男女二人がやるマジックショーを魅入るように見ていた。 『1、2、3…!』 紙が踊り、鳩が現れ、水が舞う。 最後にたくさんの向日葵を出してマジックショーは終わった。 男女二人が見にきた客に向日葵を渡していく。 客がいなくなると男の子は男女に駆け寄る。 『お父さん!お母さん!』 男女二人に駆け寄れば目を輝かせながらニコニコ笑う。 『凄い!凄いよ!本当に凄い!』 男の子は、はしゃぐようにマジックショーの再現をしだした。 そんな男の子を二人は肩を寄せ合って見守る。
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