13/42
前へ
/102ページ
次へ
「これがないと…マジックができないし…」 メルが頭を悩ませて30分が経過。 なんだかミクの気持ちがわかったような気がしてきたミク。 しかし、よく考えればマジックをするわけでもない。 父を助けに行くだけであって小道具達は必要ない。 なら、持って行くなら父を助けるのに役立つ道具がいいだろう。 そう思いながら荷造りをすると荷物がスッキリとした。 荷造りが終われば、一時間かかっていた。 ミクのことを言えない。 申し訳ない気持ちでいながらリビングへ行くと、領主が人のこと言えないなと言わんばかりの目で見ていた。 「荷物はそれだけですの?」 メルの荷物はリュック一つ。 ミクは手提げ袋一つだ。 お互いに少ない荷物だ。
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加