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それから約二千年後。 突然、女神アウラの声を聞く御子が誕生するようになった。 アウラの意志を尊重すべく、アウラ教団がつくられた。 教団はアウラの声が聞ける御子が最高指導者となり、教団の中に"栄光の騎士団"と言う騎士団がつくられ、騎士団は御子を守るためだけにつくられた騎士団。 御子は各街や村を定期的に巡回をし、人々に祈りを捧げ、治癒術を施したりと常に徳を積まなければならない。 役目を放棄すれば御子の力を失い、世界はまた混沌の時代へと進むと言われている。 それに対抗し、教団がつくられる前から存在したセルティク帝国。 各街に領主を雇い、定期的に領地を皇帝に報告する制度があった。 皇帝は邪知暴虐で、貧しい人からも金を巻き上げてしまう。 そして自分の欲を満たすために人々のお金で遊んでいた。 領主達も頭を悩ませた。 そんな時に教団は作られた。 救いを求めるものなら教団は受け入れる。 教団は救いを求めた領地は自分の領地とし、時には教団が帝国と戦い、時には領主が皇帝を裏切った。
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