振り向けば、傘

5/7
前へ
/7ページ
次へ
が………、 「わあぁぁぁぁ~~」 ………その瞬間、俺の背中は歓声を当てられ、 「うあぁぁぁー……」 両隣を含めて向かいの一塁側の悲鳴を耳と目で聞いて見てしまう。 俺は座席の下のホルダーに置いていたリアルゴールドのカップを取り上げ、 「…薄い」 残りを一気にあおった。 氷の溶けた水で極限まで薄まったそれはもはやリアルゴールドと呼べる飲物ではなかった。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加