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「お、緒方マイミ…!?」
いやいやいや、何でラブ★ドルの緒方マイミが。同じ名前だと思ってたのに。
「あらマイミちゃん。そろそろお客さまが来ちゃうよ」
「あ、うん」
そう言うとまた帽子とサングラスをつける。あのラブ★ドルのセンター、緒方マイミが目の前にいる。
「トオル君。私はアイドルなの。絶対誰にも言わないでね私達の事」
「う、うん…分かってるよ…」
ラブ★ドルの緒方マイミとご飯を食べに行ったなんて言っても誰も信じてくれないよ。
「でも何で…」
「何が」
「何でご飯を」
「無理に走らせちゃったお詫びって言ったじゃん」
あ、やっぱりそれですよね。少し落ち込む俺に女王様から連絡が入る。
「早く帰って来なよ。荷物たくさんあるから」
「あ、うん」
「お姉さんから呼び出しかな。じゃあ帰ろうか。おばちゃんまたね!」
「またみんなで来てちょうだいね」
お金を支払って店を出る。
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