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「騙されるな勇者!!」
ゴツい人が帰ろうとする2人に叫ぶ。
まさか俺が気に入ったとか!?
自然とおしりをガードする俺。
「アイツは魔族だ!!」
「でも格闘家――」
「忘れたのか勇者!! お前の妹も!! 魔法使い!! お前の旦那も!! 人型の魔族に殺されただろ!!」
「「っ!?」」
ゴツい人の言葉に目を見開く2人。
「アイツがやったかも知れないんだぞ!! ああやって人間の姿をして俺達を騙そうとしてるんだ!! 魔王でなくても奴は魔族……俺達の敵だ!!」
「妹……」
「アナタ……」
ゴツい人の後ろで2人はぼそりと何かを呟くと、収めた武器を再び取り出し構える。
「格闘家の言うとおりだ……ここにくるまで人型の魔族は見ていない……」
「ええ、きっとアイツが私からあの人を奪った!!」
「そうだ!! やっとわかってくれたか勇者!! 魔法使い!!」
まじで?wwwww何このどんでん返しwwwww八つ当たりにもほどがあるわwwwwwまじで俺じゃねぇのにwww
「妹よ……仇は取る!!」
「アナタ……今アナタの無念を晴らすわ!!」
「可愛かった俺の彼氏の仇!!」
待てwwwwwやっぱりアンタ、ウホッな人だったわけねwwwww
こうなったら仕方ないwwwww
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