ぷろろーぐ

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が………… ガチャ ガチャガチャ ガチャガチャガチャガチャ!! 扉が開かない。 「あの……扉が開かないんですが?」 「「えっ?」」 声を揃えて返す魔法使いと格闘家。 そりゃそうだ。 魔王城の扉が鍵かかってるなんて聞いたことねーぞ!! 「勇者!! 俺にまかせろ!!」 力だけなら僕より強い格闘家が袖を捲りながら前に出る。 「勇者と魔法使いは下がってろ。ぶち破る!!」 そう言って格闘家が気を溜め始めたので、僕と魔法使いは下がる。 「行くぜ!! パワァァァァァァァァァナックルゥゥゥゥゥゥ!!」 ドゴォォォォオオオオン 「やったか!?」 「ぎぃやぁぁぁああああああああああああああああああああ!! 腕がぁぁぁ!!」 扉はビクともせず、格闘家の腕が変な方向へと曲がっている。 「魔法使い!! 治療魔法を!!」 「はいっ!!」 すぐさま魔法使いが格闘家の腕に魔法をかけて治療を行う。
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