俺の休暇

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俺の休暇

その話は、毎年、夏になると思い出す。 何度も読んだ表紙と、アニメ作品になった時の最後の曲がなんとなく好きだった。 彼が描いた世界には、夢があった。 そこここの未開の地には想像力の源があり、そこに冒険への入口は溢れている。 文字を目にぎゅうぎゅうと押し込みながら頁をくる時の胸の高鳴りは今を持ってしても忘れられない。
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