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「由緒!」
親友の美華(みか)が私を呼ぶ
「なぁに?」
私は答えた、眠いのに…
美華は続けて
「なんか、侑(ゆう)が呼んでる~」
はぁー、なんなの?やっと寝ようと思ったのに…
なんて思ってたら、あたしよりも5cmぐらい背が低い侑が近付いてきて
「今日、放課後桜の木の下で待ってて」
なんて命令してくる
はぁー、二度目の溜息…
いけない、幸せが逃げる!
そしてあたしは
「分かった~」
と、笑顔で言っておいた。
めんどい…放課後まであと一時間あるし、ちょっと寝よう…
眠いから!
そして、一時間後起きて桜の木の下で待った…まさか、あんな事になるとも知らずに。
当たり前か…
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